タオルっていつ買い換えてますか？
タオルのリユーステクニック！

ご自宅にタオルは何枚ありますか？
意外と把握していない方も
多いのではないでしょうか。

袋に入ったままのタオルや、
いつの間にか溢れてしまった
タオルもあるかもしれません。

そんな状況を避けるために、
適切なタオルの交換時期をご紹介します。

さらに、寿命を迎えたタオルの
活用方法も提案いたします。

無駄なくタオルを使いこなし、
スッキリとした生活を送りましょう。

タオルにも「消費期限」！

以前、知り合いのお宅にお邪魔した時のこと。
洗面台にかけてあったタオルに目が……。

タオル生地のパイル部分が
抜け落ち透けており
タオルにぽつぽつと黒い斑点がありました。

タオルメーカーとしてとても残念な気持ちに

食品には消費期限や賞味期限があります。
タオルに期限は表示されていませんし、
タオルの流行やサイズは
それほど変わりません。

ですが、タオルにもちゃんと
消費期限（寿命）があります。

タオルの寿命を
知ってもっと快適に！

タオルは一般的に洗濯を20～30回行った頃、
買い替え時期とされています。

しかし、各家庭でのタオルの
使用頻度や扱い方によって、
寿命には違いが出るものです。

また、タオルの素材や洗濯機の種類によっても
寿命が変わるため、
自分のタオルがどのような状態なのかを
見極めることが大切です。

【1】素材によって異なるタオルの寿命

タオルの素材には
マイクロファイバーや
ポリエステルなどの化学繊維
コットン、麻など、
さまざまな種類があります。

一般的に、化学繊維のタオルは
長持ちすると言われていますが、
コットンや麻などの天然素材も
根強い人気があります。

タオルの編み方によっても寿命に影響があり、
無撚糸、パイル、ガーゼなどによって
違いがあります。

パイルがたくさん抜けたり、
薄くなって透けて見える状態は、
タオルの寿命が来ている証拠です。

【2】洗濯機の種類とタオル寿命

ドラム式洗濯機を使用しているご家庭では
タオルの寿命が短くなる傾向があります。

これは、ドラム式洗濯機が
衣類同士の摩擦を引き起こしやすいためです。

また、縦型洗濯機でも節水モードで洗うと、
摩擦が増えて繊維が傷みやすくなります。

さらに、乾燥機の使用もタオルの寿命を
短くする原因となります。

【3】洗濯物の量が
タオル寿命に与える影響

一般的にドラム型洗濯機の方がタオル寿命が
短くなる傾向にあります。

縦型の洗濯機でも節水モードで洗うと
洗濯物同士の摩擦が起きやすく、
繊維が傷付き寿命が短くなってしまいます。

また乾燥機を使うと
ドラム式洗濯機と同じ理由で、
タオルの寿命は短くなってしまうのです。

洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、
衣類同士がこすれ合って摩擦が生じ、
タオルの繊維が傷んでしまいます。

また、すすぎが不十分になると
洗剤が繊維に残り、
ゴワつきの原因となります。
洗濯物は適量を守って洗うことが大切です。
洗濯機いっぱいに洗濯物を詰めて洗うと
洗濯物同士がこすれ合い、
摩擦で繊維が傷んでしまいます。

また、すすぎがしっかりできず、
洗剤が繊維に残ってしまう可能性も。
洗剤が残っているとゴワつきの原因に。

【4】柔軟剤の使用量とタオル寿命

柔軟剤は繊維をコーティングして
肌触りを良くしますが、
繊維自体を柔らかくするわけではありません。

過剰に使用すると柔軟剤が繊維に蓄積し
ゴワつきの原因になります。

また、パイルや繊維組織の摩擦力を
抵抗力を低下させ、
毛羽落ちやパイル抜けを
引き起こすこともあります。
柔軟剤は繊維をコーティングしてしまうので
肌触りはよくなりますが、
繊維自体をやわらかくすることはありません。

また、柔軟剤が繊維に蓄積して
ゴワつきの原因になることも
パイルや繊維組織の摩擦力・抵抗力も
落としてしまうので、
毛羽落ちやパイル抜けを
引き起こす原因にもなります。

【5】乾かし方とタオル寿命

洗濯後の脱水による遠心力で、
タオルのパイルが寝てしまいます。
放置すると、パイルが寝たまま固まり、
ゴワゴワしたタオルになってしまいます。

また、濡れた状態が長く続くと雑菌が繁殖し、
タオルに嫌なニオイがついてしまいます。

洗濯後はすぐにタオルを
取り出して干すことが大切
直射日光に長時間さらすと、
紫外線でタオルの繊維が
傷んだり色あせたりする原因になるため
陰干しが理想的です。

タオル寿命の見極め方

タオルを長持ちさせるためのポイント
素材と編み方に注目して選ぶ。

洗濯機の種類や洗濯モードに気をつける。

洗濯物は適量を守って洗う。

柔軟剤は適量を使用する。

洗濯後はすぐに取り出して陰干しする。

これらのポイントを押さえて、
タオルをより長く快適に使いましょう。

タオルの寿命を見極めて
適切に交換することで
清潔で気持ちの良い生活を実現できます。

また、寿命を迎えたタオルも、
雑巾や掃除用具として再利用することで
無駄なく活用できます。

タオルの交換時期や活用方法を見直し、
快適な毎日をお過ごしください。
大切に扱っていても、いつかは
タオル寿命はつきてしまいます。
ここからは見極め方を
タオルメーカーがご紹介！

【1】タオルの吸水力が落ちた

一番わかりやすいポイントは、
タオルの吸水力が落ちたということ。

そもそも水を吸わなくなったら、
タオルとしての役割ははたせません。

主に水を吸うのはパイル部分で、
何度も洗濯を繰り返しているうちに
パイルの繊維が硬くなってきます。
タオルの吸水性が落ちるのはこれが原因。

タオルが以前ほど水を
吸わなくなったと感じたら
買い替えを検討しましょう。

【2】タオルの手触りが悪くなった

タオルをなんども洗濯していると
繊維が傷んだり硬くなったりします、
そのため、肌触りが悪くなってきます。

また、すすぎ不足で洗剤が繊維に残って
蓄積するのもゴワゴワタオルの原因に。

タオルで顔をふく時に
「硬いな」と気になったら
交換を検討しましょう。

【3】タオルに嫌なニオイや変色がある

洗ってもタオルのニオイが
とれないのは
雑菌がタオルの中で蓄積しているからです。

洗濯機や空気中にいる菌が
タオルに付着すると、
皮脂汚れなどのたんぱく質を栄養として
増えてしまいます。

菌は、湿度が高いと活発になるので
生乾きの状態だと特にニオイやすく
タオルが赤黒っぽく変色している場合も
菌の繁殖が考えられます。

黄ばんだり黒ずんだりしている場合は、
繊維の中に残ってしまった皮脂や洗剤が原因。

まだまだ使えるタオルと思っても、
肌に直接あてるタオルですので
衛生面を考えると早めに取り替えるのが正解！

【4】タオルパイルのほつれが気になる

ループ状になったパイルは、
洗濯を繰り返すうちに
ほつれてくることがあります。

少しのほつれなら、
はさみで切ってしまえば済みますが
たくさんほつれているなら寿命！
タオルが透けている状態になったら
交換したいですね。

「このタオルまだ使える」の罠にはまらない方法

タオルの寿命が近いと感じても、
「まだ使える」と思って
なかなか取り替えられない方も
多いのではないでしょうか。

もったいないという気持ちや、
どうせ使うのは家族だけだからと、
買い替えるタイミングを
逃してしまうことがよくあります。

そんな方のために
「まだ使える」の罠に
はまらないアイデアをご紹介！

【1】一気に全てのタオルを買い替える

タオルの交換時期を決めて、
一気に全てのタオルを買い替える方法です。

例えば、タオルの寿命を1年に設定し、
12枚のタオルを1年間フルに使います。

そして、年末の大掃除や車の拭き掃除で
最後に使うというルーティンを作ります。

家族3人で毎日1枚のバスタオルを使用し、
毎日洗濯するとします。

年末に1年間使い切ったタオルを見たら、
「ご苦労様」と言って感謝し、
新年を新しいタオルで迎えることができます。

新しいタオルで気持ちもリフレッシュし、
新たなスタートを切りましょう。

【2】毎月1枚タオルを買い替える

毎月1枚のタオルを買い替えると
決める方法もあります。

これによりタオルの交換が
ルーティン化され
定期的に新しいタオルを
手に入れることができます。

現役感のあるタオルでも、
雑巾にしたり
ペットのシャンプー用に使ったり、
洗車用やバスマットに
リメイクしたりすることで
罪悪感なく
さようならすることができます。

タオルの第2の使い方を
いくつか決めておくと、
無駄なく活用できます。

【3】タオルの色を白に統一する

衛生的にタオルを使うために、
タオルの色を白に
統一する方法もおすすめです。

タオルの寿命のサインとして
「嫌なにおいや変色」があれば、
迷わず買い替えのサインです。

しかし、濃い色のタオルだと
変色に気づきにくいことがあります。

白など薄い色で統一すれば、
変色が一目でわかり、
買い替えのタイミングを見逃しません。

タオル専門家からの一言！

タオルはため込まず、
適正量を把握して
ルーティン化するのが正解です。

タオルの適正量を把握し、
毎日、ちゃんと使うことで
タオルの寿命も的確に管理できます。

そして、最後まで使い切ること。
国産タオルメーカーは、
一枚一枚のタオルを
大切に生産しています。

最後まで愛を持ってタオルを
使い切っていただくことが、
メーカーにとっては何よりの喜びです。

年始は新しいタオルで、
新鮮な気持ちでスタートしてみては
いかがでしょうか。
このように、タオルの交換時期を見極め、
適切に買い替えることで、
常に清潔で快適な生活を
送ることができます。

ぜひこれらのアイデアを試してみて、
タオルの管理をより効果的に行いましょう。

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